14日朝9時に家を出る。
とうとう今年の自分に於いてのFLYFISHINGの解禁日だ。
毎年の釣り初めはスキーもしているので４月に入ってからにしていたので今年はとても早い。今日の目的地は千曲川。ライズを狙うという事もあり高速を使わずにのんびりと向かう。
今回は、助手席に女房も乗っている。千曲川だと土手から釣りの様子が見えるので連れていっても問題がないからだ。それと今後の釣りに少しでも多く行かせてもらうための家庭サービスでもある。
昼過ぎに小海附近に着きコンビニで入漁券を購入する。川を見るとこの辺りにも人がいる。ポイントを決める為川を見ながら上流をめざす。2・3ケ所決めていたポイントに行くがすでに人がたくさんいる。いいポイントは諦めて海の口附近のポイントに入りなんとか釣り始める。天気はよくそんなに寒くはないが、川の周りには雪が30ｃｍ以上も積もっている。ウエーダーに履き替え雪を踏み締めながら少し下流に向かう。そこには小さなプールがありライズをそこで待つ事にする。30分位ライズを待つが全然気配がない。そこに追い討ちをかけるように白波が出る程の強い風が吹き始める。さらに30分程待つが全くライズは起きない。時間的にもライズのピークは過ぎてしまったのではと思い何ケ所か探ってみるが反応もない。タックルをライトなものにしているので風が強すぎてキャストがつらい。この場所を諦めて川上地区に向かう。
川上地区も夕方なのに人はまだ多い。人の間隔のあいている場所にポイントを決め川におりる。しかし、ここでもライズは見当たらない。フライを結びなおして釣り始める。フライは18番のパラダン。（これはふだん釣りをしていない春先のフライとしてタイイングしたものだ。）ポイントを絞り数回キャストをした時に魚がでる。しかしのらない。時間を少しおいて同じポイントを流すと”ヒット”この瞬間を半年も待っていた。魚を寄せようとするが竿が柔らかくてなかなか寄らない。初めて２番ロッドを使い低番の竿がこんなに柔らかいのかと思いながら慎重に取り込む。
釣り上げると25ｃｍの鰭ピンの綺麗なイワナだ。初魚としてはもつたいないくらいの魚に感謝し写真を撮ってリリースする。
何ケ所かポイントを探り小さな流れの落とし込みの所で再び”ヒット”少しやり取りをするがばらす。くやしい。このあとも少し釣り歩くが反応もなく辺りも暗くなったので明日に期待して納竿。
車に戻ると女房が携帯で今日の宿をとっていてくれた。途中で夕食はすませ宿に向かう。そこは、清里の奥のペンションで1泊朝食付きで１人４５００円のとても経済的な所でした。（ペンション名は忘れてしまいました。）
本日の釣果 １匹（２５ｃｍイワナ）
ペンションに泊まり翌日朝起きると外が明るい。天気がいいのかと外を見ると何と雪が降っているではないか、それもかなりの雪が。昨日の夜は星も出ていたのに、山の天気は変わりやすいというが改めて実感する。
朝食をとり９時頃にチェックアウトをする。外に出ると３０ｃｍ以上はある積雪、車に行き雪かきをする。スキー場に来ている訳でもないのに何か変な気分だ。
雪かきを終え荷物を車に積み不安な気分で千曲川に向かう。途中の坂道の至る所で、車が何台もスリップして登れないでいる。自分は車はまだスタッドレスのままであった事に感謝しながらその車の横を抜けていく。
清里を抜け、川上村に着いたのが１０時半頃、川には当然人はいない。雪もさらに強くなり気温はマイナス６度雪が止めばと思いつつ土手に車をとめ待機する。その途中で何台かの車が来るが、やはりみんな帰ってしまう。
その後１時間位待ち、せっかく来たのだからと少しでもと釣りを始める事にする。ウエーダーに履き替えカッパの上にベストを着て川に降りる。川の水温を計ると５度はある。川を渡りポイントを絞る。ゴアのウエーダーにウエーディングシューズという軽装で釣るが低温でもそんなに寒くはない。しかし足元は雪に常に接しているので次第に冷たくなってくる。川はというと、当然の事ながらライズなんて見当たらない。そのうえ風が強くなってきて吹雪き始める。
それでも２時間程ポイントを探るが反応はなし。あきらめて納竿する。車に戻る途中もう１人の釣り人発見、親近感を覚えるが、釣りを止めたという事で気分的にも寒くなり急いで車に戻る。
帰る途中で食事をして、内山峠を超えて下る途中の妙義の湯という温泉に入り帰路に着く。
本日の釣果 ０匹
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