平成10年7月3日(金)

場所 山形県寒河江川
天気 曇り一時雨
気温 23度
水温 13度(7時)16度(13時)
釣果 5匹(イワナ20cm〜?cm)

今回は平日1日休みをもらい(年に一度だけもらえる)3日間で東北地方に一人で遠征する。

初日の目的地は寒河江川に決めている。今年から出来たC&R区間で釣りをしたいからである。平日ならば少しは釣り人も少ないだろうと思い初日にきめた訳である。

木曜日の夜11時頃に家を出て、いつものように費用を安く済ませるという事で川に着く時間を逆算して、できる限り高速を使わずに一般道を走っていく。

宇都宮を少しこえたあたりで2時を過ぎてしまったので矢板ICより高速に入り目的地に向かう。東北道から山形道に入り寒河江ICからR112経由で川を目指す。

寒河江川の目印である朝日山荘に着いたのが6時頃、マスターと少し話をして情報を聞き、入漁券を購入して釣りの準備をして橋の下より釣りはじめる。今回のタックルはダイワのパックロッド8ft#4にハーディJLH#234でリーダー6X14ft+2ftにする。今回なぜこの竿かというと、前回の釣りで竿を折ってしまい今修理中のためである。その他には#2と短い#3とこのパックロッドしかないので仕方なくこの竿になった訳である。

川に入ると先程マスターは水量はかわっていないと言っていたが、水量は多く川をとりあえず渡るのに苦労してしまう。橋の下の朝日山荘側の流れを釣る。フライはアダムスパラシュートNo16、どこにでも魚はいるよの言葉を信じてポイントをひとつひとつていねいに探っていく。30分程川の流れに苦戦をしながら釣っていると早い流れの中から魚が”ヒット”慎重に取込むと22cm位のイワナである。あまり大きくはないけれどまずは1匹釣れたので安心する。

その後もポイントを丹念に探っていくが魚は出てこない。沈めれば反応はあるのだろうが、ドライオンリー(ドライしか出来ない)の自分にはそれも無理である。まあ、それ以外にも技術不足もあるとは思うけど。

その場所で1時間程釣り今度は反対側の流れに行く。こちら側は流れは小さいが魚のいそうなポイントは所々にある。フライを流すといきなり魚が出てくるがバラしてしまう。しばらくすると雨が降り出した。次第に強くなるのでレインウエアーを着る。雨の中でのドライは少しつらい。フライパッチにどんどんフライが増えていく。1時間程さらに釣り、他の場所も行ってみたいので一旦車に戻り移動する。

上流に向かい河川敷の広い場所に車をとめ川に降りる。この場所も川幅は広いので数人で釣りに来ても大丈夫なくらいである。護岸された流れの石の裏のたるみから魚が出るがまたもやバラシ。バーブレスにしているので多少はバレる確率が多いにしろやはり悔しい。

気を取り直してつるがその後は暫くあたりがはない。雨も止み、青空もでてきた。周りには平日という事もあり釣人は2人しかいないのでのびのびと釣りができる。2時間程はあたりもなく堰堤付近までくる。堰堤の下流の流れの中に所々水深のあるイワナのいそうな雰囲気のポイントが何ケ所かある。その場所にフライを流すが反応はない。フライをパンピーパラシュートのNo14に交換しキャストすると魚が出てくるのが見える。フライをくわえるのが見えゆっくりとあわせると”ヒット”型は少しいいみたいだ。釣り上げると25cmのイワナ。朝1匹釣れたあとはバラシの連続でようやく釣れた1匹である。さらに、流れがフラットで流れのまん中に大石があるポイントのヒラキからイワナの25cmを釣り上げる。いずれのイワナも鰭に丸みもなく放流魚だとしてもかなりコンディションはいいようである。

堰堤まで行ったところでここでの釣りは止め、また場所を移動する。

今度は大井沢川に入ってみる。川は本流とは違い、石の大きい多少落差のある渓相になっている。雰囲気が違うので少し戸惑いながら釣り上がる。しばらくすると落とし込みのところからイワナが”ヒット”20cm位のイワナである。その後1匹ばらして1時間半程釣りをしてこの川での釣りをやめ、また本流に戻る。本流と大井沢川との合流に行くと、まだこの地点は護岸整備がされてなく自然のままの渓相である。(しかし下流300m位まで護岸工事は迫ってきていた。)この辺で少し釣りをするが水深が深いのでドライには向いていない。また大井沢川に入り釣り上がる。橋の下付近からテトラ回りを探っている時に”ヒット”しかしテトラの中に入り込まれてバラす。時間も5時近い、そろそろイブニング狙いの場所を捜せねばと思い移動することにする。SAGAEIWANA

場所は釣りの新聞で依然見た所でと決めていたのでその場所を探す。上流にてその場所をみつけ川に入るとまた雨が降り出してきた。レインウエアーを着てライズを待つ事30分近く、ライズがぽつりぽつりと始まった。

場所は対岸にあるテトラとテトラの間のかなり厳しいところである。さらに10分程待つと手前でもライズが始まる。フライを決めなんとかナチュラルドリフトで流すが魚は出ない。何投かしてフライを換えるが全くダメである。フライマンとして恥ずかしい事だがマッチザハッチの釣りも苦手である。フライを何回か取りかえ、エルクヘアーカディスのNo20にしてようやく”ヒット’させる事ができた。足場が角度のついた石場になっているので足元に気をつけ取込もうとするが魚はなかなかいい型のようで寄ってこない。足場を確保して慎重に取込む。ランディングすると30cmあるかないかといった感じである。30cmあれば自分では初めての大台にのる。メジャーで測ろうとするとメジャーがベストに付いていない。どこかで落としてしまったみたいだ。悔しいが写真を撮りリリースする。再びライズを釣るが雨が強くなり暗くなってきたので川をひとつ渡ってきた事もあり速めに納竿とする。

本日の釣果 5匹(イワナ20cm〜?cm)

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