平成10年8月12日(水)

場所 秋田県小又川
天気 曇り
気温 ?度
水温 ?℃
タックル 

     ロッド レビュー8ft
     リール Ascent#4
釣果 8匹 イワナ5匹(23〜25cm)ヤマメ1匹(25cm)ウグイ1匹(23cm)

 12日から16日まで盆休みである。今回も帰省をかねて秋田に帰る。
11日の夜に自宅を出て常磐道をいわきまで走り、そこからR6で一路東北に向かう。今回は磐越道を走らずに仙台の先まで国道で行く事にする。 (参考までに高速を使うのと使わないのとではいわきICから約1時間半くらい違います。金額は約5000円位安くなります。)

 今回の初日に釣りをする場所は雫石川に決めていたので着く時間も考えて仙台の先まで結局国道で走り、そこから高速を使う事にする。
 朝4時半頃に大和ICから高速に乗り約1時間走り花巻ICの近くに来た時に掲示板に事故の知らせ。まあたいした事ないだろうと走るが、しばらくすると車の流れが止まってしまう。
 車が止まってから全然動かない。ラジオでニュースを聞くと事故は車5台くらいの事故で東北道と秋田道との分岐で起きたらしく通行止めになっているとの事、車が止まってから約1時間進んだ距離は約1キロくらい車から事故までの間にはもう降りられるインターチェンジは無くそのまま待つしかなかった。
 チョビチョビ走りながら待つ事3時間、ようやく通行止めが解除になり車が動き出す。時間は8時半をすでに過ぎている。いい場所はダメだななどと考えつつ走らせる事約40分、盛岡南ICで降りR46より雫石川に向かう。

 途中のモスバーガーで朝食を買い、車を走らせながら場所を探す事にする。途中で交差する川を見ると濁っているそれもコーヒー色に。実は来る時も11日の夜からかなりの雨が降っていたのでそれが原因だと思う。高速での事故も雨の中で起きたものだった。
 少し不安になりながらも車を走らせる。国道と平行して流れている竜川の辺りまで来て川を見るがやはり濁っている、何ケ所かの支流も見るがどこも釣りのできる状況では無い。秋田の実家に向かうため盛岡の方に戻る事はできない。雫石川は諦め秋田県側に行く事にする。県境をこえまず生保内川に行くがここも大増水で釣りはできない。時間はもう12時近い今日の釣りを少し諦め気分で別の川に移動する事にする。

 田沢湖を通り過ぎR105に入り桧内木川か阿仁川へ向かうことにする。途中の川はやはり濁っているが今までよりは濁りは少ない気がする。桧内木川にはいり川を見ると、まだ濁りが入っているが上流に行くにつれて濁りがなくなりドライでも何とかできそうな感じである。しかし、山をこえればもう少し良くなるのではないかと多少期待しての賭けに出る。山を越えた阿仁川は支流も多く違う山から流れてくるので水がクリアーな川もあるだろうと思ったからだ。
 阿仁川に入ると川は多少の濁りがあり桧内木川とあまりかわらない。なんとか釣りはできると思い帰る事も考えて支流の小又川まで行く事にする。

 小又川に入ると川の濁りはなく鮎釣りをしていた。”ヤッター”と内心思い釣りをする場所を探す。ポイントはどこでも好ポイントなので車の止められる所、今の時間(2時半)からして釣り終わった時に道路に上がれる場所がある所が条件で探す。場所を決め、あせる気持ちを押さえて釣りの準備をして川に降りる。
 川幅は約15メートルで、水の色は多少黒っぽく流れはフラットで至る所に石が点在していていかにも魚がいそうな雰囲気である。今日のタックルはレビューのNo4の竿に6X12ft+ティペット約2ftそれにブラックパンピーパラシュートNo16を結ぶ。
 まず最初に少し上流にある石の脇にフライを落とす。同じポイントに2.3投するとゆっくりと魚が出るが合わせが早くフッキングしない。もう一度キャストするが反応はない。この場所はあとでもう一度攻める事にして少し下流に行く。下流で数投した時に流れが石にぶつかりたるみができているポイントから魚が出る。今度は慎重にあわせる。最初に魚なので慎重に取り込むと23cmくらいの可愛いイワナ。なるべく魚に触らないようにそっとリリースする。そのあとすぐにもう1匹同じサイズのイワナを対岸のやはり同じような石の脇のポイントから釣りあげる。

 
分かりにくいですが川のまん中にカモシカがいます。
kamosika.jpg

 30分程経った時何か音がしたのでその方向を見ると、対岸にカモシカがいるではないか!
釣りをしていてカモシカを見るのは2回目だが、今回はとても近くにいてこっちを見ている。しばらく様子を見ていると、川を渡りはじめた。しかし、川はフラットといっても流れは強い。カモシカが泳ぐのは始めてみるのでよくは分からないが、泳いでいるというよりもすこし溺れながら必死に泳いでいる感じに見える。おかしくてにやけながら見ているとなんとか渡り終えたが、先程釣りをしてあとでまたやろうとして残しておいたポイントのすぐ近くにいる。ちょっとショックを受けながらもカモシカがしばらくこっちを見ているので写真を撮ってやる。そうすると川から出て茂みの中に入っていった。

 カモシカが渡った場所は諦め、少し上流から再び釣りを始める。しばらくして流れの脇を流していると素早い反応があり、あわせると”ヒット”今までよりは引きが強い。慎重に寄せとり込むと25cmくらいの綺麗なヤマメである。ここの川の魚はみな天然か稚魚放流ものなのか、鰭ピンの綺麗な魚ばかりである。釣りをしていてあまり人を気にしなくていいし、魚は綺麗だし東北はやはりいいなと改めて実感する。
 その後も1匹イワナを釣り、川が合流していて少し小さめの淵ができているポイントに来る。よく見ると2〜3ケ所でライズをしている。これはいけると思いすこし様子を見て、手前のライズから攻めるが反応はない。フライはテレストリアル系である。しばらく投げても反応がないので、フライをエルクヘアーカディスにする。しかし同じく反応はない。投げるポイントをかえ別のライズしている所にキャストすると、”ヒット”慎重によせとり込むと今までよりは少し大きい27cmのイワナである。まだライズは続いている。再度キャストするが魚は出ない。すると道路から”もう時間だよ”と女房の声、時計を見ると5時半を過ぎている。未練が残るが、仕方なくここで納竿、釣りを止め車に戻る事にする。

本日の釣果 イワナ 5匹(23〜25cm)ヤマメ 1匹(25cm)ウグイ 1匹(23cm)

釣行記1998に戻る

釣行記に戻る

home に戻る

.