平成10年9月12・13日(土・日)
12日(土)
場所 群馬県神流川
天気 晴れのち曇り
気温 24度
水温 14℃
釣果 7匹(イワナ20cm、ヤマメ18cm、17cm、その他ウグイ)

 いつものように家を出る。今回は本当は1人で2日間釣りにいく予定だったのだが、会社の帰りが遅くなり家を出るのが遅くなってしまう。そのため、今回は行くはずではなかった妻も行く事になり結局2人になってしまった。

 そのために、今回行く予定であった川は山の奥にあり、2人で行き妻だけ残して釣りをするのは心配なので、神流川に変更する。

 神流川は、とても釣り場が長く場所により変化にとんでいてとても良い川である。いつものように車を走らせ途中で少し眠くなったので仮眠をとる事にする。2時間程睡眠をとり、再び神流川に向けて走り出す。朝6時頃に上野村に着き入渓地点を目指す。その場所というのは、前に一度川まで来て忘れ物をして釣りが出来ず、泣く泣く帰ってきた場所である。

 川に着き、流れを見ると上流で小さなライズが見える。”これは”と思いつつはやる気持ちを押さえ、釣りの支度をして一度戻る時間を妻と決め、釣り始める。この場所の川幅は約15m位あり、河原も広いのでフライでの釣りに向いている。

 少し上流から川が二つに別れていて100m位下流でまた合流している。下流もいい感じの流れで釣り人もいないので、下流の川が合流する所まで釣り下って別の流れを釣り上がる事にする。フライはブラウンボディー18番のパラシュート。フライをダウンクロスで、対岸の葦際を流す。3投目に”ヒット”あまり大きくないが竿が柔らかい為多少は楽しめる。魚を寄せると16cm位のウグイである。ウグイかぁなどといいつつ釣り下がっていくと、再び”ヒット”、しかしまたウグイである。川の合流まで下り、もうひとつの流れを釣り上がる。暫くして流れの落ち込みの横から”ヒット”、またまたウグイである。ここにはウグイしかいないのかなどと思うが(依然もっと下流でもヤマメを釣った事があるので)そんな事はないので、どんどん釣り上がる事にする。ポイントはいいのだが、アタリは小さいウグイばかり。そのうちウグイの反応もなくなる。その後も3時間程釣り上がり、車に戻る事にする。結局ここでは、ウグイしか釣れなかった。

 車に戻り、もっと上流に行く事にする。6月に来たポイントまで行く。そこで入漁券を購入しようとするが、留守で人がいない。そしてこの場所では人がすでに釣りをしている。そこでもっと上流に車を走らせる。この辺りは始めて釣りに来た時は道がとても狭かったのだが、工事によって道幅がとても広くなった。こんな道を走り上流のお店で入漁券を購入する。この場所は、川が合流していてどっちの上流もいい釣り場になっている。しかこの辺りも釣り人が多い。この辺りをあきらめ、もっと上流に行く事にする。上流に行くと、ダムの工事の為車両の規制がされている。でも通行止めではないのでその工事現場を抜ける。車両規制のとけた所の脇の林道に入り邪魔にならない場所に車を止め、2時間位という約束で釣りをする事にする。

 300m程道を下った所で雑木林を抜け川におりると、川幅は狭いが落ち込みと小さい淵があるとてもいい雰囲気のポイントである。ポイントにはあまり近よらず、岩の陰からキャストする。しかし反応なし。あれれ、と思いながら再度フライを流すがやはりだめ。しばらくそのポイントで粘るが反応がないためそのポイントを諦め少しずつ上のポイントを攻めていく。ひとつひとつ丁寧にポイントを攻めていくが、反応が全くない。1時間程釣り上がっていくと次第に川幅が狭くなってくる。

 反応が全くないので、この辺りは川の流れが小さいのと、下流でダム工事をしているのでもしかすると今年はこの近辺には放流はしていないのか、または釣り人に釣られきってしまったのかなどと考えながらもう少し釣り上がると、さらに小さな流れになるべく2又になっている。本流よりは流れ込んでくる支流の方が水量がある。水量があるといっても、川幅60cm位で浅い流れだ。そしてその先に小さな階段状の落差がありそこがポイントになっている。この支流の方に入り、小さなポイントをひとつひとつ探っていく。その中では大きめのポイントの所にフライを流した時に、石の少しえぐれた所から魚が飛び出してきた。川が狭い為上の木の枝だなどに注意をしながら慎重に取り込むと20cm位の綺麗なイワナ。この場所からしてたぶん天然の物だろうと思う。こんな所にいるなんてとても貴重なのでネットの中でフライをそっとはずしリリースする。その後は反応もなくフライもキャスト出来ない程狭くなったので移動する為に車に戻る事にする。

 車で入漁券を購入した場所まで戻る。その場所は先ほども話したが2又(正確には3叉)に別れている。人がいないのでその分岐から別の川の方に再び入る。入漁券を購入した時にはここにも釣り人が入っていた。それから2時間程経っているので多少川も落ち着いたかなと思ったからだ。現在の時間は4時少し前、暗くなるまであと1時間位しかない。残りの時間をここで釣る事にする。

 分岐の少し広い場所から入り、2.3投するとすぐに”ヒット”釣り上げるとウグイ。またウグイの応酬かなと思いつつ暫くするとまた”ヒット”今度は18cm位の可愛いヤマメ。今日初めてのヤマメだ。小さいけれどヒレなどはきちんとついていて綺麗だ。この川のヤマメは先程のイワナと違い(今では当たり前なのかもしれないが)殆どが放流ものである。ここで今まで釣ったヤマメは他の川と比べて奇形がとても多い気がする。ヒレが無いのなんてざらで、骨がまがっている魚まで釣ったことがある。だからなおさら綺麗に見えたのかもしれない。あと数日釣られなければ禁漁に入るので”釣られるなよ”と話し掛けながらそっとリリースする。 その後20m程反応も無く釣り上がり、葦際にある少し大きな石で出来たたるみの所で17cm位のヤマメを釣る。ポイントはなかなかいいのだがその後は反応が無くなる。辺りも暗くなり雨も降り出してきたのでこれを機に釣りを終える。

本日の釣果 イワナ1匹(20cm)ヤマメ2匹(18cm、17cm)ウグイ多数

13日(日)
場所 長野県千曲川
天気 晴れのち曇り
気温 18度?(記憶があいまいです)
水温 12℃
釣果 0匹

 昨日のうちに峠を超えて群馬県側から長野県に入り、夜のうちに入漁券を購入して千曲川支流の金峰山川の近くで夜を明かす。朝5時に起き川を見に行くと釣り人はまだいない。朝食をすませ、釣り支度をして戻る時間をお昼頃までとして釣り始める事にする。この川は今年は2回目、前回とは違う場所に入る。いつも千曲川に来ると思うのだがいつ来ても水がとても綺麗だ。

 釣り支度をして河原に向かい出た場所から少し下流に下ってから釣り始める事にする。今日の竿はレビューの#4これに6X12ftのリーダーを付けティペットを3ft位付ける。今日の最初のフライはアダムスパラシュートの16番このフライで、前回いい釣りが出来たからである。

 川に降り釣り始める。まだ周囲には釣り人はいないのでポイントをひとつひとつ丹念に探っていく。釣り初めてから30分程たった時にフライに魚が出るがのらない。少し時間をあけ再度フライを落とす。魚は出るのだがどうしてもフッキングしないその後4・5投するがとうとう釣れず他にも好ポイントが沢山あるのであきらめる。その沢山ある好ポイントを攻めていくがその後は反能が無い。(この川のイワナはいつも釣り人が多いのでそう簡単には釣れないのは分かっているのだがやはり悔しい)それでもひとつひとつポイントを探っていく。

 2時間位たった時、上流の橋から釣り人が二人おりてくる。距離は200m程先でよく見ると餌釣りのようなのでので自分はドライオンリーだし、この川ではよくあることと思い釣りを続ける。

 前方の餌釣り師は橋けたの深い所を探っているらしく全然先に進まない。あと100m位に近付いた時にようやくその二人は上流に向かって動き出す。その橋の所で時間をおく為に20分程休憩する。

 休憩後又釣りを始める。橋のたもとなどのポイントを探り先行者もいる事だしゆっくりと釣る。それから30分程たち先程の釣り人はというと上流でなんと今までの餌釣りをやめて二人ともフライを始めているではないか。先程までは延べ竿を持っていたのに。この先は川幅も狭くなっているし間隔も近いのでこのあとからの釣りはかなり時間をあけないと無理と判断してこの場所での釣りを諦めることにする。予定より早く車に戻り、昼食をとり別の場所にに向かう。

 今度は、本流の川上地区に決める。大深山橋で川を覗くと下流に人は見えない橋の下では一人釣りをしている。その釣り人の下に入る。上流には行かず橋桁の所で少し川を休める15分程すると、小さなライズが始まる。しかし距離にして約20m位自分できちんとしたポイントに落としてナチュラルドリフトで流すには、自分にはちょっと難しい距離である。それに本流に来て竿を#2に変えてしまったのである。だからといって投げないわけには気がおさまらない、何投かするうちにライズは無くなってしまう。しばらく待つがライズはない。しばらくすると橋の上から二人の少年が降りてくる。初めは釣りかなと思ったのだが、もりの様な魚を刺すものを持っている。そして少し上流に行くとおもむろに川に入り頭を川につけ魚を獲り始めた。そして自分の上流20m位まで来る。これでは釣りどころではない、一言いうが相手は地元の子供まあ仕方がない。釣りを諦め何がとれるのか聞くと、カジカだと言うそれもものの5分位で10匹くらい獲っている。イワナでなくて良かったとすこしほっとする。そしてここを諦め移動する

kajika.jgp分かりにくいけれどカジカとりの風景

 車で川沿いの道を走り人のいないところでまた釣りをする。今日はいつもより人が少ないみたいだ。川に降りフライを#18ソラックスダンにかえ釣り始める。暫くすると”ヒット”しかし釣れたのは10cm位の稚魚その後も釣れるのは稚魚ばかり、堰堤まで行くと人がいたのでここで止め車に戻る事にする。

 車に戻ると時間は3時少し前、昨日から2日間釣りをしてきたのでここであまり納得いかないが、釣りを止める事にする。ウエーダーを脱ぎ私服に着替え車で帰路につく。ところが!帰る途中に通る西川に人が一人もいないではないか!今日はいろいろあり納得もできていない。そこで車を止めて妻に頼み込み4時迄という約束で釣りをさせてもらう。早速ウエーダーに再度着替え道具をセットして川に降りる。千曲川には何度も来たけれどこの西川では釣りをした事が一度もなかった。だから今日が初めての川である。水量もあり、大小の石があり両岸は葦におおわれていてポイントが何処にでもある様な川である。そして、ここの川の水の色は他の支流と違って少し黒いように見える。

 フライは#16エルクヘアーカディスでいく。4時迄という約束もあり早めに川を釣る。葦際のポイント、大きな石の弛み、落とし込みなどを攻めるが反応が全然ない。やはりスレているのでそう簡単には釣れないみたいだ。全く反応がないまま時間が近付き最後に堰堤を攻める事にする。堰堤まで行き埋まっている石と石の間からイワナが出るがあわせるのが早くヒットしなかった。同じポイントを再度攻めるがイワナは出ず、ここで釣りを止める。

  川から上がると妻が、何か拾っている。何を拾っているのか聞くと胡桃を拾っているとの事、自分も着替え釣り道具をしまい一緒に拾う。そして今度はアケビがなっていると言いアケビも採る。(妻は山育ちなので山菜など山の食べ物には詳しい)そして帰りに温泉に入り帰る。

 本日の釣果 0匹

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