時間は10時を回っている。夕方には予定があるので釣りのできる時間は4、5時間くらいである。それならば今までいった事のない近場の川を探そうと支流をみて回る。そのひとつにで水量もあり水も住んでいていい感じの川がある。川の地図(自分の参考書)を見るとイワナと書かれているので少し期待をして車を走らせる。
車で少し走ると渓相はとてもいい感じである。車を停め釣りの準備をして川に降りる。降りるのに少し苦労して川に出るとそこは大きな堰堤下になっている。水温は9度流れも文句ない。釣れる以前に大物を期待して釣りはじめる。30分程釣りをするが期待とは裏腹に魚の気配すらない。フライの流し方はそんなに悪くはないと思うのだが全くダメである。さらに30分程釣るがダメなので仕方なく堰堤をこえ上流に行く。
上流も水量は多く渓相はとてもいいのだがここも魚の気配がない。川の石を見ると多くはないが川虫は付いているし虫も飛んでいる。昨日までの釣行からもまあこんなもんかなとさらに釣り上がる事2時間、林道にかかっている橋の下付近までくると自転車にのった人が”釣れるか”を話しかけてきた。釣れないと話をしているとその人が”そうだろう上流で工事をしていて悪水系が入ってここには魚はいない”と言っているではないか。ショック!魚のいない川で釣りをしても釣れる訳ない。釣れないのは腕でも水温でもなく工事が悪いのだ!工事現場の上流はいるかどうか分からないと言っていたので他の川にも行っても時間がないし川を出て車に戻り冒険を兼ねて上流に行ってみる。
林道を走っていると八戸ナンバーの車が川の脇に停まっている。釣りかなと思い”ここには魚がいないよ”とつぶやきながら(正確悪う〜。)さらに車を走らせる事20分、川原の開けた場所から入ってみる。川の石は少し泥が堆積しているがそれ以外はいい感じの川である。川虫もいるし何でこんないい川に魚がいないんだろうと思いながら釣るがやはり魚の気配すらない。しばらくすると強い雨が降り出してきたので、天気予報では大雨になるといっていたこともあり山の奥に来ている事からもここで納竿とし帰る事にする。
本日の釣果 0匹
.