平成11年8月13日(金)

場所  岩手県A川、別のA川 
天気  晴れ
気温  28度
水温  16℃
タックル R O D FAIS I's3 8ft3in#3 
      リール Ascent#4
釣果2匹(イワナ29cm、ヤマメ23cm、ウグイ多数)


 今回は秋田で北田さんと合流して2日間釣りをしました。
昨日、秋田から十和田の実家に戻り本当はその夜に北田さんと合流する予定だったのだが、事情があり実家近くの道の家まで来ているとの事。その為実家で寝て朝3時に家を出る。道の駅に着くとまだ寝ている様子なので車のエンジンを止め自分も仮眠する。朝5時頃に北田さんに起こされ起床、久しぶり?の再会をする。
北田さんと今回同行のSさんと挨拶をかわし、まずは朝食をとろうという事で朝食をごちそうになる。北田さんとSさんの絶妙なコンビネーションで準備があっという間に出来上がりまずは腹ごしらえ。そして朝食を終え今日の場所を決める。
とりあえず人が多いのは覚悟で岩手県のA川に向かうことにする。車で30分程走り、川に沿って林道を走りとりあえず様子を見る為に入渓場所を決める。場所が決まると準備をしてさっそく川に降りる。渓相は大石が点在する少し段差のある比較的釣りやすそうな川である。しかし、雨のせいか水が少し濁っている感じがする。水温は17度、まぁなんとかなるだろうと釣りはじめる。北田さんとSさんはこの場所から上流に、自分は前回檜枝岐の時、下流でいい思いをしたので下流に少し歩いてから釣りはじめる。

下流は入渓場所よりも段差がなく緩やかな渓相である。200m程下りそこから釣りはじめる。この川は自分がいつも持参している川の地図を見るとイワナの渓になっている。イワナのいそうな緩い流れのポイントを中心に時間をかけながら探っていく。いいポイントが多いのだが何処からも魚の反応はない。しばらくして上流に大きな石があり、その下流が深くえぐれていて奥に倒木があるポイントに出る。
最初に手前側のポイントを攻めそのあとに奥の倒木の下を狙う。フライがポイントに落ち、ドラグがかかり出した時にイワナが追ってくるのが見える。もう一度流すとフィーディングレーンが少し手前だった為に出てこない。何投かしてうまく流れるとまた出てくるがどうしても先にドラグがかかってしまう。そして時間がたち倒木にフライを2個引っ掛けてようやく魚をヒットさせる。ヒットする前はそんなに大きくはないと思っていたのだが結構引きが強い。流れは緩いので慎重に取り込むとかなり大きい。尺あるかなと少し期待してメジャーをあてると29cm、どう測っても29cmジャストなのである。また尺には届かなかったが、暑い中良型のイワナに会えて満足、写真をとりリリースする。

丸印がポイント

29cmの野性的な顔つきのイワナ

あと1cm欲しいよー


北田さんとの釣りでまたも良型が釣れ、サイズも前回より1cmアップ。今度こそは30cmと夢を描きながら少し気分よく釣り上がる。
そして入渓地点近くまで来ると北田さん達が戻っているのが見える。自分はそのすぐ下流にある川幅いっぱいのプールにフライを流し落し込みの白泡からヒラキにかけてフライが流れドラグがかる直前にイワナがゆっくりと出てくるのが見える。
そのイワナは先程と同じくらいかそれよりも大きい。頭の中には尺という文字が駆け巡る。同じポイントに何回もフライを投げるが、複雑な流れの為そのレーンにうまくフライが流れるのは3投に1回位しかない。しかし、うまく流れるとイワナはフライにむけて出てくるのだがどうしてもいい所でドラグがかかってしまう。
何度流してもうまく行かないので自分では釣れないと思い、場所を荒らしてしまう前に北田さんに挑戦してもらうが残念ながら釣る事は出来なかった。(今、冷静に考えればもう少しティペットを足すなどの努力をしてみればよかったなと後悔する。)
そのあとは、上流には堰堤がありどうするか話をしているといつの間にか上流に人が見える。その為、この場所から移動する事にする。

車を走らせ上流に行くがいつの間にか本流筋から離れてしまい川が遠ざかっていく。前に来た時は川沿いに林道が走っていたのにおかしいなと地図を確認するといつのまにか前に来た場所を通り過ぎていた。道を戻りながら入渓する場所を探すがほとんどの場所には釣り人の車が停まっていて3人で入れそうな場所がない。その為に思いきっていちばん下流の方まで戻る。戻る時に見覚えのある場所を通る。行きには気がつかなかったが前は未舗装の林道だったのが全部鋪装されてしまい景観が変わってしまっていたのである。その場所も通り過ぎ下流で何とか入渓できる場所を見つけ、再び釣りはじめる。

今度は流れが比較的フラットでゆったりとした感じの渓相である。
今度は自分が先行して2人は下流からの釣りになる。葦際や少し水深のある流れを中心に探っていくと20cm位の深さの少し早い流れで魚がフライをくわえようと水面に出てきたのだが出方が遅くてフライをくわえる事が出来ない。その後、同じような感じで何回か魚が出るがいずれもヒットしない。そんな事をしているうちに北田さん、そしてSさんに追い付かれ先を譲る。
上流に人が入った為、先程までとはいかないがまだ魚の反応はある。でも、相変わらずの出方で釣る事が出来ない。そんな感じでさらに釣り上流で北田さんとSさんが休んでいる。そこまでいくと北田さんが川で足を滑らし濡れてしまったので乾かしていた。150m位上流には、川で遊ぶ子供達がいる。北田さんが上流のその場所まだ投げていないからどうぞとの事で、その場所に投げさせてもらうが釣る事は出来なかった。
ここの区間では北田さんが25cmのイワナを釣り上げる。
そしてまた移動する。

車に戻り、車をずっと走らせて別の川にはいる。上流から川を見ながら下ってきたのだが魚の気配が全くなく、川虫などもいないので、夕方も近くなってきたのとだしこの辺では諦めて、北田さんの知っているイブニングのポイントまで一気に移動する。
川に着くと、北田さん達は買い物に行き、自分だけ残って釣らせてもらう。川にはいり石の脇にフライを流すといきなり魚が出る。もう一度流すと同じように出てくる。だがフライにのらない。こんな感じが何回か続く、でもなんか出方がおかしい。その後も何回も小さい魚が出てくる。原因はウグイ達の攻撃である。幸い?フライが大きめなので出てくるわりには針掛りは少ない。そうしていると北田さん達が戻り下流で釣れるという話を聞き2人は下流で釣りをする為に下流に行く。
2時間ちょっと釣るが出てくるのはウグイばかりイワナやヤマメの気配が全然ない。そのため自分も下流に移動する。下流にはウグイが少ないのかあたりが全くといっていい程なくなった。ちょっと寂しい気分だが、やっと集中できると思いながら釣る。そしてようやく落し込みの白泡の脇で待望のヒット!引きが結構強く水深のある流れをグングン引いていく。ちょっと期待するが取り込むと23cmのヤマメである。サイズはそんなに大きくはないがなかなか楽しい引きを楽しませてくれたのと、なんとかこの川で釣れたのに感謝して写真を撮りリリースする。
さらに釣り上がるとまたウグイの攻撃、あたりも暗くなりイワナやヤマメのイブニングライズを期待するがライズはなく釣れるのはウグイばかり、そして暗くなった時点で今日の釣りを終える。

本日の釣果2匹(イワナ29cm、ヤマメ23cm、ウグイ多数

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