平成１１年８月１４日（土）平成１１年８月１４日（土） 昨日はイブニングを釣ったA川脇の空き地で野営して朝６時頃に起きる。
朝食をすませ、片付けをして次の川に向かう準備ができたのが７時過ぎ、今日自分は実家に戻る為に昼過ぎまでしか釣りをする事が出来ないが、まだ行った事のない川を目指して岩手の内陸部に向かう。
とりあえず目的としていた川に着いたら小さな川で釣りができそうにない。本流に下ると逆に水量が多いのと、鮎釣りでだめである。そこから１時間近くかけてさらに上流のS川にはいる。
川沿いの林道を走りとりあえず決めた場所で１０時半頃から１２時まで分かれてこの川で試し釣りをする。
入渓場所を決め道具をセットして川にはいる。木が覆い繁っていて川に日は当たらない。水温も１７度と条件はいい。川の地図にはこの川はイワナと書かれていたので小さなプールを中心にポイントを探っていくと、緩い流れからではなく、流れのある方からイワナが出てきた。しかしヒットまではいかない。
そのあとすぐに浅く早い流れでフライに向かって魚が出てくるのが分かるのだが、ナチュラルに流れていてもフライの流れより魚の出方が遅くフライが流れきってしまう。今回東北で釣りをしてこのようにフライはナチュラルに流れているのだが魚がその流れよりも出方が遅くフライに食いつけないような動きが多い気がする。もちろん、自分が下手なのもあると思うが、去年までの”ドン”と出てくる豪快な魚がいない。そんな感じでさらに２回程魚が出るが、結局時間内には１匹も釣れず待ち合わせの場所に戻る。
待ち合わせの場所に戻ると、２人はすでに戻っている。２人の方はあまり魚の反応はよくなかったという。どうするか考え、この川の上流に分岐の道があるので帰る事も考えてその分岐までいく事にする。
車を走らせ上流に向かうとその所々にいい感じの釣り場が沢山ある。釣り人も全然いない。あまりにいい渓相が多いので分岐に着く前に車を止めて、３時に分岐点に集合という事にしてこの川で釣りをする事に決める。
北田さん達は今走ってきた道を戻り下流に、自分はさらに上流に向かい広い場所に車を停めてその２００メートルくらい下流から入渓する。
川に降りるとすぐに少し両岸が崖っぽくなっていて小さな淵を作っているポイントがある。その淵の左側にフライを流すといきなり”バシャッ”と今までにない出方で自分もいきなりあわせてしまった為に早あわせで失敗してしまう。２、３度同じ場所にフライを流すが魚はもう出てこなかった。
その淵を越えると、また平坦でたまに落し込みなどのある川に戻る。川幅はあまり広くないので流れの緩い所よりも平瀬を中心に狙っていく。
そうして１時間程たってようやく１匹のイワナを釣る。２０ｃｍくらいでそんなに大きくはないが待望の１匹とても嬉しい。今日の１匹目という事もあり写真を撮りリリースする。
そのあとも同じような浅く流れの早い所から３匹釣り、待ち合わせの時間近くまでくる。なんとか４匹釣ってはいるが、魚の出た回数は倍以上ある。（いつもの事だが）自分の未熟さを痛感しながらなんとかあと１匹で５匹にしたいと思いポイントにフライを１、２回だけ流してどんどん釣り上がるが結局釣れず、今日も名残惜しいが納竿となる。
待ち合わせの分岐までいくと北田さん達はまだ来ていない。自分は家に戻る為車の片付けをしているとすぐに到着する。
２人との今回の釣行はここでお別れとなる。今回はいろいろとあり目的の川では釣りが出来なかったが２日間無事に釣りを終える。この２日間お世話になった北田さん、Sさんに挨拶をして、お互いに写真を撮りまたの再会を約束して自分は実家に、北田さんは反対方向の遠野方面に向かいそれぞれ別の道へ走り出す。
本日の釣果４匹（イワナ４匹 ２０ｃｍ前後）
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