平成12年3月11日(土)/12日(日)

場所 岐阜県高原川水系
天気 曇り  
気温 8度
水温  5℃〜13度(場所により違う)
タックル R O D マッキーズ スエルダム7ft5inc#4
     リール トラッタ TR−4
釣果 1匹(イワナ25cm)

 今回は、一度は釣りに行ってみたかった川のひとつである岐阜県の蒲田川への釣行である。
今回は4人で一台の車に同乗して行く為に待ち合わせ場所を決め集合する事にする。仕事の都合で自分が少し遅くなったがそれ以外は何ごともなく無事出発する。今回は自分達4人の他に別行動として同じ釣り仲間の薮さんが先行して同じ場所に向かっている。そして藪さんは自分達がまだ高速を走っている1時過ぎには現地に到着したとの事で車中で寝ているとの事である。
中央道を走り松本まで行き、そこからは安房峠を越えて岐阜県へとはいる。その途中にあるコンビニで買い物をして暗い山道を走っていく。山を登っていくとさすがに雪の多い地帯だけあってどんどんまわりの景色が白くなっていく。安房トンネルを過ぎるともうそこは雪国の世界で、あたり一面雪世界で路面にも少し雪が残っている。途中で一度道を間違えたが一応無事に薮さんとの待ち合わせ場所に4時半頃に到着する。そして藪さんの車を見つけ、その横に車をとめる。しばらくすると藪さんが自分達がいるのに気付き寒いと言って起きてこっちの車の中にはいってくる。そしてみんなでいろいろな話をしているうちに次第に夜が明けはじめ、始めての川の風景が飛び込んでくる。気温は−8度(推定)どんなに川の雰囲気が良くてもまだ朝から釣りをする気にはならない。そして話が進んでいくうちに6時近くになり、あたりの釣り師達もざわざわ動き始める。仲間のうちではブルさんが暫くしてから先陣をきって釣りを始める。そして、その後は藪さん、kitaさんと続く。自分はというと、まだ寒いので車の中で寝てしまった。そして、車の中があつくなり目が覚めると時間は8時をまわっている。車の外に出るとusiさんがいて仲間の状況を聞くと全然ダメだと言っていた。
自分はようやく釣りの準備をして、朝食のカップラーメンを食べるためにお湯を沸かす。usiさんはちょっと上流を見てくると言って車で行ってしまった。そして自分は誰もいない駐車場でお湯が沸くのをひたすら待つ。ようやくお湯が沸き、カップラーメンにいれてそろそろ食べはじめようかとしている時にブルさんが釣りから戻ってくる。そして食べ終わった頃にはkitaさんも藪さんも戻ってくる。usiさんだけが車で出かけてから戻ってこない。そしてようやくusiさんが戻ってくるが、なんと温泉にはいってきたと言うではないか!自分もはいりたかったなと残念がる。そしてここではなく別の場所へ移動しようという事になり自分は結局ここでは竿を振る事なく移動する。そして上流に移動してようやく釣りを始める。今回のタックルはシーズンオフに購入したバンブーロッドとリールである。まだタックルに慣れていない事もありリーダーは12フィートにする。それでもバンブーは始めてという事もありロッドの重さやアクションにてこずりながら釣りをしていく。そしてそこそこ慣れたところで釣り上がっていくが反応はない。ライズがどこかで起きればと期待してプールなどでハッチやライズを探すが、ハッチしている所はあるけれどライズしているところはどこにも見当たらない。しかし、別の流れの下流にある大きなプールではライズがあるのか数人の人たちが釣りをしていて、そのひとりが魚を釣り上げている。そんな事からもライズがあるのを期待して、ライズを探しながら人のいないポイントを釣っていく。何の反応もなく30分程さらに釣り上がっていると、usiさんから連絡がはいりまた移動しようとの事なので、自分は車の方へと戻る事にする。車に戻る途中でみんなが1ケ所に集まってなにかしている。そっちの方に向かっていくと、どうやらなにかを釣っているみたいだ.
現場につくとそこには沢山のテラピアが泳いでおり、自分がまだ戻ってきてかったのでそのテラピアを釣って遊んでいたのである。そして自分が戻ってくると再び場所を移動する事にする。
移動の途中で昼食をとり(自分はカツ丼食った)、さらに下流へと向かう。そしてひとつの支流にはいりしばらくここで釣りをするが水温が上流よりもかなり低く(5度だったかな?)、ライズどころか魚の気配もない。1時間程釣りをして蒲田川の上流へと戻る。

蒲田川では先程釣りをした場所の少し下流から再びはいり、皆釣りはじめるために別々に移動する。自分は堰堤下の何ケ所かのプールでライズを探しながらしばらく待つがライズが起きる気配もない。時間もないしここまできてライズを待った為に釣りが出来ないのももったいないので、ポイントをたたきながら川を少し下っていくと、パイプ橋の上下流が少し大きめのプールになっている。自分はその橋の下流でまたライズをしばらく待つ事にする。20分程待っていると下流からkitaさんが釣りあがってきてお互いに”ダメだね”と話してkitaさんは上流に釣り上がっていく。そしてそのあと5分もたたないうちにkitaさんが”この橋の上流で釣れたよと”ネットにイワナをいれて持ってきた。ビーズヘッドで沈めて1発で出たらしい。23cmくらいだろうか?綺麗なイワナである。この状況で釣るなんてさすがである。kitaさんはそのあと写真を撮りイワナをリリース。今日の釣り方が分かったといってまた下流へと釣り下がっていった。

これでkitaさんは今日2匹目、釣果を競っている訳ではないが自分はまだアタリすらもないので正直いって内心穏やかではない。なんとか自分でも魚の顔を拝みたいとライズを待つが次第に夕方が近付いてくる。その後は他の仲間が誰もこない。堰堤上の大きなプールでは何人かの釣り人がライズ待ちをしていた。などと考えていると、上流でどこかに良いポイントがあったのかなと少し不安な気持ちになる。そんな事もありここで待っていたライズを諦めて堰堤の方へと向かっていく。そして堰堤の下までくると、小さな流れの1ケ所でちさなライズをようやく見つけた。フライをCDCソラックスダンの18番に結びかえ2、3度フライを流すが反応はない。あたりが暗くなった事もあるが、反応もないのでひとつ上の16番のパラダンに取り替える。そしてフライがうまく流れていくと”パシャッ”とフライに出たが、何とあわせミス。この貴重なライズを無駄にしてしまった。
堰堤上にあがると、上流から藪さんが歩いてくる。そしてブルさんが何匹か釣ったよと教えてくれた。堰堤上のプールでは何人かの釣り人がライズをまっている。そして道路からも分るようにライズがプールのまん中あたりでおきはじめた。
藪さんと自分はプールに降り、ライズを待ちながらそこに注ぎ込む流れで釣りをする。そこにkitaさんも来て3人で釣りをする。アタリはもう暗くフライが見えなくなる頃になってようやくキャストできる所でライズが始まった。そのライズにむけてフライをキャストするがフライは小さいしもう分らない。川を渡って戻らないと行けないので残念だがここで諦める。

そして、車に戻るとブルさんとusiさんが戻っていてた。自分達も道具をしまい、今日の宿へと向かう。宿に着くと、車の中で話は聞いていたけど少しごたごたしてしまうが夕食も食べて(飛騨牛がおいしかった)無事宿へとはいる。やっと落ち着きコンビニへ酒とつまみを買いに行く。そしてみんなで今日のことなどでいろいろと盛り上がり、みんな疲れている事もありひとり消え、またひとりと夢の中にはいっていく。そして12時近くに明日もある事なので飲み会を終える事にする。あとは風呂だろうと自分と藪さんが風呂に向かう。奥飛騨という事もあり小さな旅館でも温泉はあるだろうと少しは期待して更衣室で服を脱ぎ、先に脱ぎ終えた藪さんが風呂の戸をあけると...そこは普通の家庭にある風呂場であった。それもふたりではいるには狭い浴槽、でも藪さんははいり自分もパンツまで脱いでいる。ここでまた服を着て藪さんが出るのを待つのもいやだ、従って自分もその風呂場にはいる。体を洗うのは問題ないとして、狭い浴槽に体をあわせて男同士はいるなんてこれが最初で最後だろう、忘れられない思い出が奥飛騨でまたひとつできちゃいました。
風呂から出ると、他の3人は既に御就寝、(はじめに書いたけどもともと別行動の)藪さんは友達との待ち合わせ場所に向かう為旅館をあとにする。

*********************コケコッコー翌日です*********************

 次の日の朝は8時過ぎに宿を出て、コンビニで食料を調達して、昨日ブルさんが釣ったポイントへと向かう。が、その前にせっかく来たんだからと川沿いにある温泉に入れさせてもらい自分とusiさんは朝からの温泉を満喫する。
温泉を出てポイントに着くと、既に何人かの釣り人がやはりはいっている。昨日釣れたブルさんとkitaさんのはからいにより、まだ釣れていない自分とusiさんを先行させてもらう。
川に降り人から少し離れた所から釣りを始める。何投かして対岸近くにある小さな淵のところにフライをキャストするとフライにパコッといきなり出てくる。残念ながら釣る事は出来なかったが、昨日と違ってこれなら今日は釣れるかもと期待をして釣り上がる。でもその後はさっぱり反応がない。次第に風が強くなりキャストもしずらくなっていく。それでもひたすら魚を求めてポイントへとキャストを繰り返す。そして1時間くらい経ち、上流にいたusiさんが風の為に先に行くのを諦め下流へと戻っていく。いつの間にか上流の先行者はいなくなった。自分はゆっくりとしたペースで釣り上がっていくと下流にいたふたりが追い付いてくる。そしてついに追い付かれ、自分が道路下の護岸に川の流れがあたり、小さな落ち込みのところでイワナがライズしているのが見えた。流れのラインを良く読みフライをキャストするが風の為にポイントへとフライが落ちない。何投かでうまくラインに乗りフライを流すと魚はゆっくりと出てくる。そしてフライを”パク”とくわえたのであわせるが魚はのらない。そしてもう1度同じレーンを流すともう1度イワナがフライをくわえた。そして今度こそ”ヒット”、後ろにはブルさんとkitaさんがいるばらす訳には行かない。ふたりに”きたよ”と叫んで魚をとり込むと25cmのイワナであった。ふたりが寄ってきて水面にいるイワナを見せる。そして記念の写真を撮りリリースする。
自分もようやく釣れた事だし、今釣りをしている3人で話をしてもう暫くしたところで終わろうという事になる。そしてそのあとはアタリもなく12時半過ぎに納竿とする。

帰りはきた道を戻り、松本IC近くのそばやで食事をする。(あまりうまくない、人には水かけてあやまらないそれなのに値段が高いとんでもないそば屋だった)
そして高速にのり、調布の集合場所にて解散となる。

本日の釣果 1匹(イワナ25cm)

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