平成12年8月14日(月)
場 所  岩手県A川(おまけは秋田県大湯川) 
天 気  はれ
気 温  未計測
水 温  17℃
タックル R O D FAIS I's3 8ft3in#3 
     リール トラッタ TR−4  
釣 果  2匹(イワナ17cm、やまめ28cm)

 


 今日は青森県黒石市に住む佐藤さんと始めてお会いして御一緒する釣りをする予定である。都合により朝から半日だけの釣りではあるが、今回秋田に来たもうひとつの目的が佐藤さんにお会いしたかったことなので今日は時間は関係ない、ただお会いできて釣りが出来る事だけで十分であった。佐藤さんとはネットで知りあいそのときからメールでいろいろと情報をいただいていたりして交流をしていた。

 前日に電話で打ち合わせをして当日の朝実家まで迎えにきてもらう。始めてお会いしたのでお互い挨拶をかわし早速荷物を積み込み目的の川を決め出発する。高速にのり目的の川に着いたのが7時少し過ぎ、入渓場所等は詳しい佐藤さんに任せるとさすが地元、ここから入渓できるなんてあまり気が付かないような場所から川に降りる。

 川に出ると少し浅い流れであるが対岸は少しエグレていたり木がオーバーハングしていたりしていい感じ、佐藤さんが先行を譲ってくれたので先にポイントを狙う。でも朝ということもあり直接そのポイントを狙わずに浅い流れの魚が付きそうな場所から探ってみるといきなりヒット!アワセもばっちり、のはずが寄せているときにバラしてしまう。佐藤さんと顔を見合わせ思わずにやけてしまう。そして、そのあと本命の対岸のポイントを探っていくが、佐藤さんに見られていることもありちょっと緊張?下手なのはいつものことだがなにかいつもの自分とは何か違うぎくしゃくした釣りになってしまう。まともにフライを流すことが出来ないこともあり雰囲気のよかったポイントからは魚は出ず、その後連続しているポイントからも魚を出すことはできなかった。

今回御一緒した佐藤さん。
 その後も自分を優先して先行で釣りをさせてくれるが魚は3回ほど出てきたのだが見切られてしまう。後ろから来る佐藤さんも何度か魚は出てきたようだがまだ釣れてはいないとのこと。なかなかいいサイズも出てきたらしいのだが…。いつもはこんなに渋くないらしいのだがやはり夏休みシーズンで人も多くかなり魚もスレているみたいだ。

 3メートルほどの堰堤を越え、ここからはしばらく佐藤さんに先にいってもらうように話すと佐藤さんは50メートル程間隔をあけて上流から釣りをしていく。自分は堰堤上からまた釣りはじめていくことにする。だが、相変わらずというか魚は出てこない。そしてしばらく釣り上がっていくと上流で佐藤さんが休んで待っていてくれる。どんな調子かを尋ねると小さいけれどイワナが釣れたとの事、やはり釣れる人には釣れるんだなと改めて感心させられる。でも佐藤さん曰く、いつもはこんなに悪くなく良型もかなりいるんだがなあといっている。川の様子からもいつ魚が出てきてもおかしくないポイントが連続しているので気を抜かずひとつひとつポイントを狙っていく。そして浅く早い流れのポイントにフライを流したときにようやくヒット!18センチ程のイワナである。後ろで見ていた佐藤さんととりあえず釣れたことをアイコンタクトでかるく報告、その後上流へまた上がっていく。そして今度はいくつもに分かれた流れがひとつに集まりちょっとした深場を形成しているポイントにフライを流していくと素早く魚がフライをもっていった。ヒット!、だが引きが少し変である。寄せてみると先程と同じサイズのイワナが恥ずかしいことにスレでかかっていた。このことは恥ずかしいのでナイショ。(と言っても書いてしまったが)

 その後はふたりで釣り上がっていくが反応無し、橋が架かっているところで今日の釣りは終わり、午前中だけではあったが充実した楽しい釣りをすることができた。帰りも釣りの話しも含めて話題は尽きずあっという間に実家に着いてしまう。名残惜しいが今回お世話になったお礼と、またの再会を約束してお別れする。

追伸:今回は佐藤さんにお世話になりっぱなしの釣行でした。佐藤さんありがとうございました。また秋田に帰ったときはよろしくお願いします。

 おまけ:佐藤さんとの釣りが終り家に入ると英行とおばあちゃんを残してみんな青森まで出掛けていた。そこで帰ってから子守をしていたが出掛けてきてもいいと言うので5時ではあるが大湯川の上流に行くことに決め車を走らせる。10分ほど走り川に降りる。山側の空はゴロゴロと雷がなっている。時間もないし雨が降ったら終わりという気持ちで釣り始める。他に釣り人はいない。少し焦りながら川へとおりる。

 イブニングライズが期待できそうなプールを残して釣りをしていると20分ほど経ったときにひとつふたつとライズが始まった。そして何ヶ所か固定したライズが始まったのでドライフライでライズを狙っていくと、フライに何度か出てくるがのらない、出方も小さいし“またウグイかな”などと思いながらもライズめがけてキャストしていると、またちいさい出方でフライがもっていかれる。とりあえず合わせウグイがかかってしまったかなと思いながら寄せてくると始めは簡単に寄ってきていたのがいきなり強い引きになる、“これはウグイではない”そう思うといきなり慎重になり足下が暗くなるなか足場を選び取り込もうとすると結構でかい、ネットを取ろうとするとネットが無い、そう釣りをするのに慌てていて忘れてしまったのである。仕方なくネット無しで浅瀬でなんとかランディング、それは久し振りに見るいかつい顔した立派なヤマメであった。これでこそ東北へ来て釣りをする甲斐があるってもの、“やった”という気持ちで軽くガッツポーズ。メジャーで測ると28センチだったが、このメジャーな大湯川で生き抜いている魚だけありそれ以上の風格をもっていた。そして写真を撮ってまた会えることを願いリリースする。その後も欲をだしてしばらくフライを流すがあたりは暗くなりフライも見えなくなったところで納竿、夢みたいな一時を終え家に帰る。

本日の釣果 2匹(イワナ17cm、やまめ28cm)

釣行記2000に戻る

釣行記に戻る

home に戻る

.