平成12年8月15日(火)
場 所  秋田県小坂川支流
天 気  はれ
気 温  未計測
水 温  18℃
タックル R O D FAIS I's3 8ft3in#3 
     リール トラッタ TR−4  
釣 果  2匹(イワナ?cm、やまめ22cm)

 


  今日で休みが終わりである。連休といっても5日だとあっという間に終わってしまい、まいどのことだがこっちに住みたい気持ちが強くなる。いつも帰る日は長距離を運転して帰るので次の日からの仕事の事などを考えてあまり釣りはしないのだが、今回は車に乗せてもらってきた事もあり他の者より休みが短い自分だけ先に帰るので今回の帰りは新幹線、ということでまたまた釣りに出掛けてしまった。

 朝はゆっくり起き朝食をとってから家を出る。まだ行ったことのない川を目指して車を走らせ青森との県境へ向かい川を探す。場所がなかなか見つからず場所が決まった時にはすでに10時を過ぎていた。その川は左右護岸されけしていい雰囲気とはいかないが上流1キロ位は入渓地点が無いので最後の日に他の釣り人を気にすることなくのんびりと釣りができるからだ。さっそく準備を整え護岸にかかっている鉄ハシゴを使って川に降りる。

 川幅は1から1.5メートルと小さいが護岸されたコンクリートの下がえぐられていて魚が隠れていそうだったり、所々に木が覆い被さっていてなかなかよさそうである。まずは川に降りたすぐ下流に小さな堰堤があるのでそこを少し探ってみる。上流からのアプローチなので2・3投して反応がないため上流へ向かう。そこからしばらくは浅い流れが続いていた。自分は先に見えるいいポイントが気になりながらその浅い流れにフライを落とす。フライはふわふわと早い流れにうまく乗って流れてきてビックアップしようとしたその時にイワナが飛び出してくる。ちょっと気を抜いていたこともありピックアップしているときだったので一応フライはもっていかれたのだがあわせることもできずに逃がしてしまう。24−5センチはありそうなイワナだったのに残念、さらにそのイワナが気になっていた上流のポイントの方へ逃げてしまいそのポイントも荒らしてしまう。いつものことだがまたまたさいさき悪いスタートだ。

 浅い流れが終わり護岸脇を流れる少し深い流れへとかわっていく。 ポイントは少ないが護岸下のえぐれた場所がいい感じなのでそのポイントを狙っていく。だが、日が高いせいか長く続いているえぐれからは残念ながら魚の反応はなかった。そして小さな堰堤にでる。堰堤下は大きめの沈み石が数個ありいるとしたらそこに隠れているに違いない。そのポイントに出てこないかとフライを流してみるがここでもでては来なかった。

 堰堤の上は一枚岩の浅い流れがしばらく続いている。そしてその流れの中から久しぶりに魚が出てくる。しかし、あわせをいれると小さいイワナがよってくる。10センチあるかというくらいのトホホなサイズ、即リリースする。その後は魚も出ず自分で釣りをやめて帰ると決めていた時間が次第に近づいてくる。今日が最終日ということもあり贅沢は言わないなんとかそこそこの型の魚を釣りたい、自分は釣るペースをあげ早いピッチで釣りあがっていくと、今までとは違って木に覆われてあまり日の当たらない流れになっているポイントになる。

 流れは細いが一枚岩のくぼんだ場所でちいさな深場を作っている。ここに居なければ今日は駄目だろうと思いながら落ち込みの白泡の手前へフライを落とし、フライがゆっくりと流れてくるとフライの後からイワナが出てきた。結構いいサイズだ。一部終止見えているので緊張しながらフライを流しているとそのイワナはゆっくりとフライをくわえた。ヒット!フッキングしたイワナは白い一枚岩の浅い流れを蛇のようにくねくねとうねりながら川を下っていくのがシルエットながらに見える。幸いなことにこの下流は障害物もない浅く緩い流れなのでそこまで魚を落としてランディング、体高はないが尺あるかというくらいの立派なのイワナであった。やったー。誰もいない川でガッツポーズ。いつもは先に写真を撮るのだがサイズが知りたくて嬉しさのあまり先にサイズが知りたかった。少し興奮ぎみにメジャーでサイズを測ろうとメジャーを取り出している時にイワナはなんと逃げてしまった。(魚が大きくてネットからはみ出てしまっていたので流れも浅いこともあり魚があまり傷つかないように頭だけネットの中にいれて流れの中においているだけだったのである。)

 逃げた瞬間ショックでしばらくボー然と立ちすくんでしまった。メジャーで測る前に先に早く写真を撮っておけばよかった。後悔してもあとの祭り。その逃げたイワナは下流へと泳いでいってしまった。実際に測ってないのでなんともいえないが自分のトロフィーサイズに近いのは間違いなかった。“記憶に残っているからいいじゃないか”と自分に言い聞かせるがこれで秋田の釣りが終わりではあと味悪い、なんとかもう1匹釣って終わろうと予定時間をオーバーしてもう少し釣ることにする。

 そして少し上流の落ち込みでまたヒット!先程の感覚とはだいふ違うけれどこれでバラしたらさらにどん底に落とされる。そんな思いがかけめぐるがなんとか無事ランディング、釣れたのはイワナではなく22センチくらいのヤマメであった。今度は逃がさずにしっかりと写真を撮りリリースする。

 まだ先にもよさそうなポイントが見えるが時間も過ぎているしこの先のポイントは次の機会ということにして釣りを終える。
これで今年の夏の秋田釣行は終わり、実家に戻り帰る支度をして高速バスと新幹線で家へと帰る。

本日の釣果 2匹(イワナ?cm、やまめ22cm)チビ1匹

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