平成14年2月23日(土)

場 所 山梨県小菅川
天 気 はれ
気 温  ?度
水 温  ?℃
釣 果 ニジマス 5匹(23cm〜25cm)

今回はシーズン開幕に向けて川のゴミを拾い、奇麗にしながら特別に釣りをさせてもらえるという小菅川の特別解禁に行ってきました。

自分のシーズンインにあたり千曲川も考えたのだけど去年のシーズンオフから今日まで管理釣り場にも行かなかったので感覚を取り戻すつもりで家族を連れてちょっとお祭り気分で行こうと決める。たがその週の中ばに息子が中耳炎の再発で病院通いを余技なくされたので結局今回はひとりで行くことになった。

現地に朝九時集合なのだが朝出て都内の渋滞にまきこまれるのも嫌だったし、かといって四時頃起きれる自信もない。そんなこともあり夜中の二時頃に家を出て外環経由で奥多摩湖を目指す。当然の事ながら道は空いていたので五時前には奥多摩湖近くまできた。あとは現地までの時間を逆算してその時間まで寝る事にする。

そして無事八時半頃に集合場所である金風呂の駐車場に到着。そして九時近くになると特別解禁の受付がはじまる。受付をしている時に前の人の名前が目に入る。あれ、どこかで聞いたことのある名前、そう、その方はHPの方でお世話になっているミズナラの森の管理人やまさんであった。まだ実際の面識は無かったのだが受付が済んだ後に声を掛けてみる。実際に話をしてみるととても感じのいい方で始めてお会いしたとは思えないほど会話が進んでいく。そんな会話をしていると当日顔を出すよと言っていたブルさんが到着。久し振りの挨拶を交わす。そしてやまさんとブルさんも初体面だったので紹介する。

そして時間になると漁協関係者の挨拶が始まり今回の特別解禁の主旨などが説明される。今回の特別解禁は釣りが出来るかわりに川に落ちているゴミを拾わなくてはいけない。たが川原は管理がいき届いているのかゴミはそんなに落ちていない。なので釣りをする時間も結構取れた。

川の状況はと言うと、リリース区間の下流域が去年の台風ですべて流されてしまったということで金風呂の広場などは河川改修が行われたあとなのだが川を改修するのに頭の固いお役所の許可が必要との事で漁協の考えているようにはなかなか進まず去年の面影は無くなってしまったらしい。ただ水温計より上流はそのままの渓相が残っているようである。
自分達はその渓相の変わってしまった金風呂前にはいる。釣りを始めてすぐにやまさんが連続ヒット!そのあとブルさん現地で偶然会ったブルさんの知人も連続ヒット!少し離れて釣りをしていた自分は魚の気配すら見当たらない。みんなが交代で魚を釣り上げている場所に自分も混ぜてもらうと放流して間も無いのだろう、そこには魚が固まっていた。そんな事もありすぐにヒット!沈めている事もあり立て続けに釣れた。

そんな所へ小学生のルアーマンがやってきた。まだ釣れていないということでこのポイントで釣らせてあげる。だがまだ小さい子供という事もありいかんせんタックルが渓流向きでない。正直言ってこれは致命的である。なにせ魚のいるポイントまでルアーが届かない。とにかく一匹釣らせてあげようとキャスティングを教えたりルアーセレクトをしてあげたりしているとお母さんが寄ってきた。いろいろと話をしながらとにかく一匹をとがんばる。するともうひとりお兄さんが居たようでそのお兄さんもキャスティングレッスン?に加わる。ブルさんとふたりで教えルアーには一応食いつくのだけれど竿が堅いせいもありアタリがとれない。結局三十分分以上教えるが釣りあげることは出来ず食事をすると帰ってしまった。

その後上流の様子を見てみようと上流へと向かう。水温計ポイントより上流へ釣りをしながら上がって行くが大きな淵には魚が固まっているのだがそのような所には釣り人も溜まっている。仕方なく瀬やトロ場、ぶっつけなどを探っていくがこちらは一変して魚の気配がない。結局新玉川橋まで来たが何の反応も無かった。

金風呂まで戻るとブルさん達が例のポイントに戻っていた。結局元のポイントで終了時間の三時まで遊ぶ。時間は早いものでその時間はあっという間に訪れた。終了後はその場でみなさんと解散し自分は帰りに奥多摩の温泉に入り帰路につく。

温泉からの帰りは時間帯的に渋滞にどっぷりとつかまり青梅から自宅まで三時間もかかってしまった。
今回は始めて小菅川に来たけど話の中で去年の台風の被害で魚も石もみんな流されてしまったと言うことであったが、実際にこの事を今回とても実感した。自然の流れもたくさん残っているし、ここに魚が居着いていてくれればと思うととても残念である。

現時点では流されてしまった下流域に関しては正直言って管理釣り場より状態は悪いかもしれない。でもここの漁協さんの川への思い入れは半端じゃない。今はこのような状態でもどんどん良くなって行く事だろう。そして今まで以上の環境になることを願いたいものである。

小菅川の前半区間の渓相です。金風呂前のように手を加えられた所もありますがほとんどが手をくわえていない状態です。

解禁にあたり魚の事、河川の事でいろいろな論議をよんでいるようだが小菅川はどんなに渓相が変わっても小菅川。自然河川だし大かれすくなかれ変化があるのは当然のこと。だから今回のようにコンディションが悪くなってもだれが悪いわけでもない。それが嫌なら他にもたくさん川はあるのだから他の川に行き小菅川へは行かなければいいだけの事。それをなんでそんなに騒ぐのか。とても残念な事である。ただ魚が釣りたいだけなら管理釣り場に行けばいいんじゃないかな。俺はそう思うけどね。

リリース区間と言うことでちょっと誤解されている人もいるようだがリリース区間の目的とは本来なんだろう?客寄せパンダ的に魚をただやみくもに放流して魚を増やし、釣り人を集めることなのかな?今のC&Rエリアの一部にはC&Rで話題を呼び釣り人を集め収入を得る。そんな思惑が見え隠れする。

本当は放流などせずに現存する魚達での自然繁殖が望ましいのだが、現状の河川状態ではそれが無理な為最初は放流で仕方ないにしろ二世代、三世代それ以降に繋がる魚の繁殖を目指す事ではないのかな。

魚がスレる、スレていないは別としてリリース区間と言えば魚がたくさんいてその魚達を管理釣り場のような人手で混雑したエリアが少なくないはやくしっかりとしたリリース区間がふえる事を願いたいものです。

本日の釣果 ニジマス 5匹(23cm〜25cm)

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