平成14年3月9・10日(土・日)

場 所 岐阜県蒲田・高原川
天 気 はれ
気 温 13〜14度
水 温 10℃

釣 果 イワナ 1匹 ヤマメ 2匹(16cm〜23cm)


今回は待ちに待った岐阜県にある高原川支流蒲田川への釣行である。ただ出発日である金曜日の朝から今流行っているインフルエンザにかかってしまったようで仕事中体がだるくてしかたない。そんな中会社がようやく終わり、自宅へ戻り体温を計ると38度もあった。

普段このくらいの熱ならばちょっと無理して出掛けた事は何度かあるが、頭やからだの節々が痛く、2日間の遠征ということもありその辺りが心配である。そんな事を考えながら休んでいると藪さんから連絡がはいる。からだの状況を説明すると ”まあ、無理せずぼちぼち行きましょうや” という言葉にちょっと安心し、無謀かもしれないけど行く事に決める。

そんなことでとりあえず藪さんには自宅まで来てもらい久しぶりの挨拶を交わし、自分の車に乗りかえて出発する。高速もほとんど混雑はなく順調に走り、思ったよりも早く現地に到着する。現地が寒いのは覚悟していたが、途中の高度のある峠道では−8度まで下がり、現地に着いても−5度と思っていた以上の寒さではあったが、寒さよりも睡魔の方が勝りすぐに熟睡モードに突入眠りにつく。

朝、6時半頃に大阪から浦口、チャコちゃん夫妻が到着。その後に自分は起きるが相変わらずの体調不良、喉は痛いは咳をすると頭がガンガンするわで完全なるインフルエンザの症状がではじめる。

そんな中でも2日間の釣り券を購入し、少し暖かくなるまでこの辺りで釣ろうということになり藪さん、うらぐっちゃんは先に、自分も少し遅れて川に下りる。

まだ朝早いという事もありニンフを結び釣り上がっていく。釣り始めてしばらくするとマーカーに小さなアタリ、軽くあわせをいれると小さい引きだけれども間違いなく魚のて手応え、幸先よくもヤマメを釣りあげる。そしてその場所であと2匹の○○イを釣りあげる。その後は魚の反応もなく1時間程釣りをしていちど川を上がる。駐車場にはチャコちゃんのお兄さんと友人が来ていて一緒に釣りをすることになる。

その後上流のポイントまで移動して再びみんなで釣りはじめる。だが自分は体調が良くならないし、小さいながらも一匹釣れたこともあり少し車の中で休む事にする。車の中でどれくらい休んだだろうか?あまりにも天気が良く、暑くて目が覚める。時間は昼過ぎ、気温はなんと14度もある。少し休んだせいか頭の痛いのはだいぶ無くなった。でも体は相変わらずだるい。みんなはまだ釣りをしているようだ。自分ものんびりと釣りを始めようと川へ降りる。だが天候と高い気温で魚の反応は全くない。

そんなときに藪さんから電話がはいる。”具合どう?いまどこ?””頭痛いのがだいぶ治まったのでのんびりと釣ってます”と返すと、こっちはうらぐっちゃんが9寸弱のイワナを筆頭に三本あげたよ”と羨ましい話しも聞かされる。でも状況はかなり厳しいようでポイントを移動しようということになりいったん車に戻りみんなと再び合流する。何ヵ所か予定していたポイントを見て回るけど既に釣り人がはいっていたりしてなかなか入渓する場所が決まらない。そして結局イブニングで狙おうとしていたポイントへ行きそこで今日はラストまで狙う。イブニングに突入しポイントをひとつずつ狙っていくが反応はない。そんな状況の中、去年大物をバラしたポイントまで来る。水深がある為ニンフに結びかえポイントに流していく。でも期待していた反応はなく空振りに終わる。その後またドライに結び変え浅瀬をメインに狙っていくと三回程フライに出てくるがヒットするまでに至らず暗くなった時点で明日に体力を残すためにも釣りを止め車に戻る。

次第にみんなも戻ってきて片付けが終わるとチャコちゃんのお兄さんが帰るという事で再会を約束し握手を交わし別れる。残ったグループに名古屋のやまさんが新たに加わり夕食をとり、具合が悪いのに荒療治と称して温泉にはいり早めに就寝する。


翌朝は七時に起き車で上流へ移動する。温泉が幸を奏した?のか体調はだいぶ良くなり今日はなんとかなりそうである。早速支度を済ませ下流へ下りみんな別々に分かれ釣り始める。

今日もはじめはニンフを結ぶ。反応がないまましばらく釣り上がりちょっと広めのプールに出くわす。フライを落ち込みに入れインジケーターを上手く流れにのせていくとククッと小さなアタリ、すかさずあわせると魚がフライをくわえた感触はあったのだけれどもフッキングまではいかなかった。しまった!と心の中で叫ぶ。そしてもう一度同じレーンにフライを流すけれど反応はなかった。そして同じ場所の別のレーンにフライを流していくと今度も同じようなアタリがあった。今度は慎重にアワセをいれ丁度対岸にいた藪さんとうらぐっちゃんに声を掛け、そして無事ネットに魚をランディング。あまり大きくはなかったけれど今シーズン初のイワナであった。無事ランディングしたのを見て藪さんがこっちに渡って来てくれ記念写真を撮ってもらう。そして自分もイワナの写真を撮りリリースする。

勢いにのりもう一匹釣ろうとなんとか頑張るがそううまくはいかない。そんな調子で上流に向かうとやまさんがライズを狙っているらしく大きなプールでライズを待っている。ただ散発的なライズらしくしばらくやまさんのライズ狙いを見ていたのだが、自分が狙ったいるわけでもないししびれをきらして上流へと移動する。(その後やまさんはそのライズをしっかりと仕留めたとの事です。)

ポイントを少し飛ばしながら先行しているみんなに追い付く。そうすると今度はうらぐっちゃんが対岸のぶっつけでライズしているイワナを狙っていた。イワナは頻繁にライズを繰り返し水面上の何かを捕食している。そのイワナに対しうらぐっちちゃんは何度も絶妙な位置にフライを流すのだがスレているのかすべて見切られてしまう。フライも色々と換えとうとうそのイワナも浦口マジックに捕まってしまった。パクっ!フライに出た瞬間じっくりと状況を見てアワセをいれる。ロッドは大きな弧を描きその賢いイワナは透明度のある流れの中心まで引き寄せられる。そして危なげないやりとりで無事ランディング、鰭の綺麗な26cm位のイワナであった。

イワナをリリースするとまた上流へ向かう。自分はここで自分は二匹目のドジョウを狙ってドライに結び変える。さっきうらぐっちゃんが釣ったポイントの周辺を狙うがまあ当然の事だけど魚は出てこなかった。すぐにその場所はあきらめ上流に移動する。流れが幾つかに分かれている場所がありその流れのひとつにフライを流すとスッと吸い込まれた。ドライに出たのはヤマメであった。でもちょっと型が小さいかな。

さらに上流にあがりドライオンリーで釣っていく。途中でヤマメがライズしているポイントもあったのだがライズはとても渋く、自分には手に追えなかった。ライズの無いポイントからもフライに何回か出てフッキングまでさせたのだがヘタクソゆえのバラシが多くなかなか釣れない。そんな時に藪さんから電話、下流でライズを狙っていると思ってのにすでに車に戻っていたようだ。結局上流エリアでは何度かのチャンスはありながら魚の姿を見ることは出来なかった。

車まで戻ると帰りの渋滞もある事からうらぐっちゃん達は帰ったという事であった。そして藪さんと二人だけのイブニングタイムへ向け場所を下流に移す為移動する。

ポイントに着いたのが4時過ぎ、残りの約2時間は大物目指し頑張る。川に降り早速藪さんがイワナを釣り勢いがついていく。自分はというとまったく駄目である。そんなことをしているうちに藪さんが今度は尺レインボーを釣るのだが、藪さん曰く、”レインボーじゃね”とあくまでも尺イワナ・ヤマメ狙いである。

自分もドライやニンフを取り換えながら探っていくのだが相変わらず駄目である。そんな時にインジケーターに反応するイワナがいた。そのイワナは発砲インジケーターにガブッと噛み付き2・3回パクパクと口を動かす。もう一度同じレーンにフライを流すとまたもやインジケーターに食いつく。すかさずドライに取り換えそのレーンを流すがドライフライにはまったく出て来ない。そしてまたニンフに変えたりしてそのイワナを狙う。すると上流から藪さんが来て今度は尺イワナを釣ったとの事、すかさず自分もその場所に行くと綺麗な尺岩魚がネットに収まっていた。久しぶりに見る尺イワナ、いやぁ、いいもんである。

記念写真を撮りリリース、かなり暗くなってきた川でさらなる魚を狙う。自分もウエットフライに換え、ポイントを探りながらアタリをまつ。だが、足元が暗くて見えなくなりこれ以上は厳しいだろうという事で残念だけれども今回の蒲田遠征はこれにて終了となる。

今回は体調が悪くみんなに迷惑をかけての釣行となってしまった。正直言ってコリャもう駄目かなと思えるような症状もあった。このような馬鹿な事はせずに体調が万全の時に釣りはするようにしましょう。(汗)

対岸の難しいライズをしとめ、
魚とやり取りしているうらぐっちゃん。
イワナを見事にランディング。
さすがとしか言い様がありません。
難しいライズをくり返していた綺麗なイワナ。
大物を狙っていたイブニングで見事に仕留めた尺イワナ。
久しぶりに見た尺イワナに感動。自分も早く釣りてー。
見事に大物ゲットした藪さん。
イブニングではこのほかにも尺レインボーもあげてました。

今回の釣果 

イワナ 1匹 ヤマメ 2匹(18cm〜23cm)

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