平成14年7月27・28日

場 所 福島県奥会津方面
天 気 はれ
気 温 ?度
水 温 17度/21〜23度
タックル R O D 薮ロッド7.3ft#3 
     リール トラッタ TR−4
釣 果 11匹 (イワナ9匹/18〜27cm ヤマメ2匹/20cm前後)

今回は久しぶりの泊まり釣行。それなのに金曜日の仕事では夜に世田ヶ谷まで出掛けてちょっとした作業をしなくてはいけない。普段ならば往復3時間くらいの所を首都高をはじめ道路の大渋滞で往復約6時間(激涙)都内の往復で23時半に帰宅。出かける前から車を運転するのが嫌になってしまう。

先に車に荷物を積み込み、風呂だけははいり少し落ち着いて深夜1時にはなんとか出発する。途中で夕食となる食事を吉野屋で済ませ、あとはひたすら目的地へと向い車を走らせる。

でも4号バイパスを走行中どうしても睡魔に勝てず1時間程仮眠をいれながらも目的の川には6時に到着。事前に友人のusiさんより情報をいただいていた支流へと入渓する。

7月27日奥会津N川支流にて 気温?度 水温17度 はれ
初めての河川なのでとりあえずどんな感じなのかを見る為に上へと車を走らせる。ひと通り確認して下流の入渓地点より川に降りる。
話の中で蜘蛛の巣が多いとは聞いていたけれど、実際に釣をしていくと釣よりも蜘蛛の巣をはらっている方が多いのではないかと思うくらいびっしりと蜘蛛の巣が張られている。開けたいいポイントになれば当然蜘蛛の巣も張っている。それをはらうと魚は逃げるし、そんな釣とは違った葛藤が見えかくれしはじめる。
そんな中小さいながらもようやく1匹のイワナを釣り上げ、少し冷静さを持ち直す事が出来た。
でも、相変わらず蜘蛛の巣との戦いは続く。(なんか別の方向へ向かってしまっているんだな)
そしてひとつの区切りである堰堤に辿り着くまでの間に釣れたのはたった4匹だけであった(涙)
車に戻ると時間は13時。合流する予定の藪さんグループとの待ち合わせは16時。もう少し時間があるので下流まで車を走らせ今度は蜘蛛の巣のない開けた場所で気分転換をかねて少しの間釣りをする。でも、開けた場所は日も当たるし日中釣りする状況としては厳しい。数回の魚の反応はありながらも釣る事は出来ずに終わってしまった。
そして集合場所まで車を走らせみんなと合流。藪さん、さとちゃンをはじめ、BOWちゃん、がしら君とメンバーが集まっていた。
そこでイブニングまでの少しの時間を温泉などにはいって休む。そして時間になって移動を始めるのだが、イブニングポイントまでは約40キロの大移動、今回はみんな別々で集まったので5台の車が交通量の少ない道路を気持ちよく走っていく。

川に到着後2組に別れて入渓する。川に降りまだ明るいので釣り上がっていくが誰にも反応がない。そしてしばらくしてフライをくわえたと思ったらチビウグイである。そしてイブニングモードに突入しても誰にも何の反応もなく不発に終わってしまった。

イブニング終了後みんなで夕食をとるため食堂へ・・・ここの店頼んだ食事が出来てくるのが遅いのなんのって再び催促して1時間半くらい経ってから出てきました。でも、その間楽しい会話で盛り上がってましたからいいんですけれど。

本日の釣果 4匹 (イワナ2匹 ヤマメ2匹)

7月28日 只見川支流にて 気温?度 水温21〜23度 はれ
翌日は只見川水系の支流へと向かい、またふた手に別れての釣りとなった。
今回はがしら君と一緒に入渓、細い枝沢から支流に降りる。
蜘蛛の巣をはらいながら支流に降り立つと、堰堤の上で砂が堆積され水深も結構あった。なんとかそこをクリアーして一安心したところでさらに深い場所を遡行しなくてはいけない。覚悟を決め、渡りはじめるとすぐにウエストハイのウエーダ−限界まで達してしまった。もう少しで渡りきれる所だったので水が入ってしまうのを覚悟して勢いで渡り切る。
渡りきって冷静になってからふと思い出した。携帯電話がインナーズボンのポケットに入っていた事を・・・。
慌てて取り出すがすでに遅し、携帯は何も表示されていなかった。
ショートしていなければ、電池を取り外して回路内が乾けば復活する事もあると言う事を聞いたことがあったので電池をはずし、
もう遅いかも知れないけれど濡れない場所に入れて保管する。

こんな不幸の中魚の方はと言うと全く反応がない。反応がないどころか、川を歩いていても魚が逃げていく気配もない。そんな状況だったので水温を計るとなんと23度もあるではないか。これではダメで当然である、場所を帰るにも先程の入渓地点まで戻るのは気が退ける。先には支流もある事だしとりあえず上流の脱渓地点を目指す事にする。

水温が高いとはいえ、どこかに潜んでいないだろうかと所々の要所ポイントにはフライを落とすがやはり反応はない。そんな事をしながら川を上がっていくと支流に出くわす。支流の水温は21度、とりあえず駄目もとで水温の低い支流を二人で上っていく。するとすぐに大きな堰堤に出てしまう。とりあえず別々に場所をとり、堰堤下を狙う。

そんな中がしら君のフライに魚が飛び出す。(光の加減で相手のフライの方が良く見えた)彼がアワセを入れるとロッドが弧を描いたのだが、弧はそのまま消えてしまった。そう、いいタイミングで合わせたのだが痛恨のブレイクであった。

残念だったがここには魚はいる!それがわかれば少しはやる気が出てくる。自分もティペットをチェックしてフライを取り替え白泡の切れ目にフライを落としていく。すると今度は自分に魚が出てきた。きちっとアワセを入れ、ロッドにもしっかりとのった。ラインを引いてくるとグングンと引きが伝わってくる。”釣れたよ”とがしら君に声をかけるがそれと同時くらいに自分もなんとバラしてしまった。

まさか自分までバラすとは・・・ショックであったけれどまだ魚が出てくる事を信じた。ただ、ポイントを少し荒らしてしまったのでがしら君にも声をかけしばらく休憩して時間をあける。

15分くらい休んだだろうか、フライをまた別のパターンに換えて再開する。そして2投目にヒット!今度こそは失敗してはいけないと思いながら慎重に寄せてくるが近くにくると思っていた以上に大きく引きが強い。離れて釣りをしていたがしら君が掬おうかと声を掛けてくれたがなんとかなりそうなので断り自分でランディング。メジャーをあてると27cmUP、苦労して釣り上げただけの価値がある良型イワナであった。これでなんとか薮ロッドに入魂する事が出来た。

ひれも魚体もとても綺麗なのだが、水温が高いせいか数匹の寄生虫が側体に張り付いていていたのが残念であった。

自分はとりあえず1匹釣れたのであとはがしら君に釣ってもらいたい。いろいろとポイントを教えながらフライを流していくとまたしても魚が出てきた。だが今回はフライにのらずジ・エンド!時間も残り少ない事もありこのポイントをあとにする。

あとはひたすら川を上り、脱渓地点を探す。でもどんなに進めど谷が深くなるばかりで林道に上がれそうな場所が見つからない。そしてとうとう淵に出くわし遡上が困難となる。ここで今来た所を戻り入渓地点から上がるか、このあたりからちょっと無理してでも林道まで上がるか迷う。待ち合わせの時間はすでに過ぎている。入渓地点まで戻ったらさらに1時間はかかってしまう。そんな事を考えながら登れそうな場所を探しながら下っているとなんとか登れそうな場所を発見!不安ながらも登ってみる事にする。すると意外にあっけなく林道に戻る事が出来た。

そして再びみんなと合流。状況を話し合い、ここはダメだと判断して川を移動する事にきめる。

移動の途中で昼食をとりK川へ移動。K川はいろいろと過去にも話を聞いているが自分は今回が始めてである。国道沿いで入漁券を購入しさっそく移動。入渓予定の場所には先行者の車が停まっていたのでさらに上流へ進み、中流部から入渓する事になる。

車を停め、川を覗き込むと下流に定移している魚を発見!感じからして多分イワナだろうと言いながら”ありゃ、誰でも釣れるよ”なんて言いながらその役割をがしら君に譲る。

自分は少し上から入渓、少し歩いた大岩の下には十数匹のイワナが固まっていた。これだけまとまって隠れているとなるとちょっと疑問に思う。放流直後?そんな考えが頭を過るがとりあえずは1匹釣ってからと思い上流へと釣り上がっていく。

放流したイワナなならば出てきてもいいと思うのだがポイントからは反応がない。しばらくして下流にいたがしら君が追い付く。”どうだった?”と聞くと全然反応してくれなくダメだったらしい。(あとで聞いた話だが、やはり放流直後のイワナだったようでフライには興味を示さなかったみたいである)

しばらく釣り上がっていくが自分んには全く反応がない。そんな中がしら君がイワナを釣り上げる。”魚は浅い流れにいますよ”こう教えてくれ浅瀬を中心に狙いを切り替えるとすかさずヒット!20cmクラスだがK川で記念すべき第1号である。

その後も同じようなパターンで3匹。集合時間が近付いてきたので今度は遅れてはならないと川を上がり車へと戻る。

しばらく休んでからイブニングの釣りをする為場所を移動、最後は藪さんとがしら君と自分の3人で釣りをするはずだったのだが、昨日痛めた膝の筋の部分が辛く、遡行するのに迷惑かけると思い別行動をとらせてもらう。
幸い流れが2つに別れているので別々に釣り上がっていく。

辺りは日も沈みかけイブニングモードになりはじめる。するとライズはないものの小さな淵から20cmちょっとのイワナが飛び出てくる。そして次は流れが崖にぶつかっているポイントから同サイズのイワナ、そして最後は23cmのイワナを釣り上げたところで今日の釣りは終了。膝の痛みもあるので入渓地点まで早めに戻り2日間の釣りを終える。

入渓場所に戻ると2人はすでに戻っていたのでイブニングをしなかったBOWちゃんの所まで戻り、ゲートが閉まる前に山を降りないといけないので着替えるのは後にして下流へと降りていく。そして国道沿いの明るい所までいき、帰り仕度をしてルートが違うBOWちゃんとはお別れ。同じルートの3人(3台)は編隊を組んで帰路へつく。

本日の釣果 7匹 (イワナ7匹)

今回の釣果 11匹 (イワナ9匹/18〜27cm ヤマメ2匹/20cm前後)

釣行記2002に戻る

釣行記に戻る

home に戻る.